私たちが普段使っている暦には「新暦」と「旧暦」があり、日本の行事や季節感を理解するうえで、この二つの違いを知ることはとても大切です。
現在の日本で公式に使われている新暦は、太陽の動きを基準にした太陽暦で、1年を約365日としています。
そのため、季節が毎年ほぼ同じ時期に巡ってくるという特徴があります。
一方、旧暦は月の満ち欠けを基準にした太陰太陽暦で、月の動きを基本にしながら、季節とのずれを調整する工夫がされています。
旧暦では、新月の日が毎月の始まりとなるため、1か月は約29.5日になります。
このままでは1年が太陽の動きによる季節より短くなってしまいますので、数年に一度「閏月」を入れて調整していました。
この仕組みによって、農作業の時期や季節の行事が大きくずれないようにしていたのです。
そのため、旧暦の正月や七夕、お盆などは、新暦の日付で見ると毎年少しずつ変わり、現在の感覚とは季節の印象が異なることがあります。
明治時代以前の日本では、この旧暦が人々の生活の基準となっており、農業や年中行事、信仰とも深く結びついていました。
新暦に切り替わったことで、日付や生活は分かりやすく便利になりましたが、旧暦に基づく行事が今も残っているのは、自然のリズムに寄り添った考え方が現代でも価値を持っているからだと思われます。
新暦で日付を確認しつつ、旧暦を意識して季節を感じてみると、日本文化の奥深さをより身近に感じられるのではないでしょうか。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。