深夜、また同じことを考えていませんか
時計の針が2時を指す頃。布団に入っているのに、頭の中だけがぐるぐると休まらない。昼間の出来事、明日への不安、あの人の何気ない一言が繰り返し再生される──そんな夜を過ごしていらっしゃる方は、決して少なくありません。
聖天様(大聖歓喜天/だいしょうかんぎてん)に仕える聖夫婦のもとにも、こうした「夜の苦しみ」をそっと打ち明けてくださる方が多くいらっしゃいます。今回は、止まらない思考のループに、聖天様の御教えからどのように向き合えばよいかをお伝えします。
思考のループは、止めようとするほど止まらない
「考えないようにしよう」と意識すればするほど、かえってその考えが強く浮かんでくる──こうした体験は、心理学では「シロクマ実験」などでも知られています。仏教でも古くから「執着すれば離れず、手放せば自然と去る」と説かれてきました。
夜の思考が重くなる理由
日中は仕事や家事で意識が外に向いているため、心の中の声が紛れています。しかし夜になり、外の刺激が減ると、心の奥に積み重なっていた感情が一気に浮上してくるのです。これはご自身が弱いからではなく、心がきちんと働いている証でもあります。
「止めようとしない」という発想
思考のループを無理に止めようとせず、「ああ、また始まったな」と気づくだけで、不思議とその渦は少しずつ収まっていきます。聖天様は、こうした心の動きを「波」として優しくご覧になっておられます。波は鎮まる時を必ず迎えるものです。
聖天様の御真言が、心の渦を鎮めると伝えられる理由
聖天様の御真言(ごしんごん)は「オン キリ ギャク ウン ソワカ」。御真言とは、聖天様にお祈りを届けるための尊い言葉です。これを心の中で繰り返し唱えることには、信仰の伝統に根ざした深い意味があります。
言葉に意識を移すという働き
頭の中で勝手に再生される思考に対して、意識的に御真言の言葉へ意識を向けると、思考の渦が静まりやすくなると言われています。これは「念じる」ことの本質的な働きでもあり、仏教の修行の中で古来より大切にされてきた知恵です。
回数の目安
御真言を唱える回数に厳格な決まりがあるわけではありません。眠る前の布団の中でも、目を閉じたまま静かに唱えることができます。
夜の聖天様への「お預け」の祈り方
眠る前のひとときに、聖天様へ今日の重荷をお預けする──そんな祈りの形を、聖夫婦ではご提案させていただいています。
「今夜の思考をお預けします」と心の中で告げる
布団に入り目を閉じたら、心の中で聖天様にお伝えします。「聖天様、今夜は私の頭の中の考えごとを、すべてお預けいたします」。そして御真言を心の中で唱えながら、息を深く吐いていきます。
翌朝、清水を流して感謝を伝える
翌朝、「ありがとうございました」とお伝えします。一晩を通じて聖天様に守られていたという感覚が、少しずつ日常に馴染んでいくと言われています。
眠れない夜が続く時は、専門家の支えも
祈りは心の支えとなりますが、眠れない夜が長く続く場合は、それはご自身の心と体が「専門的な支援が必要です」と教えてくれているサインかもしれません。睡眠の問題は、心療内科や睡眠外来などで適切なケアを受けることで大きく改善することがあります。
聖天様への信仰は、専門的な治療と共に歩むことができるものです。「祈りだけで解決しよう」と無理をされず、両方の支えをご自身に許してあげてください。
聖天様は、眠れない夜のすべてに共におられる
誰にも見られない深夜の苦しみを、聖天様は静かに見守ってくださっていると伝えられています。一人で抱え込まず、心の中で「聖天様」とお呼びするだけでも、夜の重さは少し違ってまいります。
聖夫婦では、夜の苦しみについてのご相談も承っております。よろしければ無料相談からお話を聞かせてください。聖天様への各種御祈祷もご縁があればお申し込みいただけます。
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※本記事は信仰に関するお話を中心としており、医療や心理カウンセリングの代替となるものではありません。不眠が続く場合は医療機関へのご相談をお願いいたします。

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